2013年3月11日月曜日

英和カンボジアツアー②

ボランティアセンターが実施したカンボジアツアーの報告の続きです。

このツアーの二つ目の目的は、水道が普及しておらず衛生的な水を得ることが難しい村の家庭に井戸を贈ることでした。現地2日目、小中学校訪問を終えたメンバーは昼食のあと、その井戸の様子を見にお宅を訪問しました。
今回の井戸は、ボラセン学生スタッフが募金活動や楓祭の模擬店収益などから蓄えてきた資金と、ツアー参加者からの協力、そして大学後援会チャリティ公演からの寄付などで事前に2基を贈る目途をたて、ラタナさん(カンボジアからの留学生)のお兄さんが設置の準備を進めてくれていました。

1基目は既に完成しており、ご家族とこの井戸を一緒に使う近隣の皆さんで私たちを迎えて下さいました。
井戸ができる前は、洗濯などは家の前の道路を隔てて流れる川を使い、また食事に使う水は、離れた池に汲みに行っていたとのこと。この川は、決して澄んだきれいな川というわけではありません。濁った川の水を見て、誰もが複雑な思いを感じ、少しでもきれいな水でお洗濯や食器洗いができるようになったことを嬉しく思いました。
別の1基は、ようやく水脈に当たり、ポンプが設置できるようになったところでした。
現地の職人さんに交じって、学生たちも少しだけお手伝い。
セメントを捏ねて、ポンプの基礎部分に流し込む作業を一緒にさせていただきました。
 カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、1年を通じて日本の夏の気温が続きます。訪問した時間は午後ということもあり、最も暑い時間帯。強い日差しの下で、あまりたいへんな作業をすることはできず残念でしたが、作業の様子を見ることができ、少しでもそこに関わることができてよかったです。
このツアーでは日々、水の大切さや便利にそして安心して使える水道のありがたさを実感させられました。
現地では、まだまだきれいな水を使うことのできない家庭が多いとのこと。私たちができることは、まだまだありそうです。

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