2016年1月22日金曜日

海外に絵本を贈る為の募金活動

ボラセン学生スタッフ募金支援チームと、ボランティアグループ『絵本を贈る会』は、今年度最後の募金活動で海外に絵本を贈る為の募金募金活動を今日の昼休みに行いました。


 子どもの本が足りない地域に、日本の絵本に訳文シールを貼って送る活動です。その日本の絵本に訳文シールを購入する為の募金活動を本日行いました。紛争や貧困、国家体制・・・・さまざまな理由から、 世界には絵本を一度も読んだことのない子どもがたくさんいます。


読み書きができない、絵本を読んでくれる人がいない子どもたちへ、絵本を手にする機会をもってもらおうと、 1999年、「絵本を届ける運動」が始まりました。お菓子より絵本がいい、お菓子はすぐになくなるけど、絵本はなんども楽しめるから—。シャンティが活動を始めたころ、カンボジア難民キャンプである少女が言ったことばです。「絵本は楽しいだけでなく、子どもたちが読み書きを習得することの助けにもなっています。
地雷原の看板が読めずに地雷を踏む事故、薬の処方箋を読めないことによる薬の誤用など、読み書きができないことによる弊害はたくさんあります。このような国や地域では、識字は命をまもることにつながります。」

絵本を届ける先はカンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタン。日本で出版され、国や文化、時代を超えて親しまれている絵本に、各言語の翻訳シールを貼り付け、子どもたちが母語で読める絵本となったものを届けます。これまで多くの方のご協力により1999年以来20万冊を超える絵本を送り出しました。絵本は、シャンティ実施の研修に参加した図書館員・教員が所属する図書館・学校に配布します。 また、シャンティの運営する図書館や移動図書館の蔵書として活用され、子どもたちに読まれています。

ボラセン学生スタッフ募金支援チームと、絵本を贈る会のメンバーと共同して募金活動を行なってくれました。


本日、新館前と本館内外で行い、善意ある方が募金をして下さり、5,000円が集まりました。この資金を公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)を通して、日本の絵本と翻訳シールを購入する資金に充てさせて頂き、日本の絵本に訳文シールを貼って子どもの本が足りない地域に贈りたいと思います。ご協力下さいました方、本当に有難う御ざいました。また来年も、募金支援チームや絵本を贈る会は、それぞれの募金支援活動を続けていきますので、これからもご支援の程、宜しくお願いします。

2016年1月20日水曜日

ボランティア講演会を開催しました!

1月20日(水)、ボランティア啓発企画としてボランティア講演会を開催しました。 講演会では、NPO法人フードバンクふじのくに事務局次長 鈴木和樹さんを講師にお招きし、「社会を変える生き方」~フードバンクという挑戦~と題し、生活困窮者支援の取り組みやフードバンクの活動の取り組みについてをお聞かせいただきました。


 鈴木さんは、幼少期に生活保護受給世帯で育ち、社会に助けられた自分だからこそ、困っている人の役に立つ仕事をしたいと考え、2007年より生活困窮者支援活動に取り組まれました。現在は、福祉事業団体やNPO、労働団体など10を超える団体が参画し、静岡県内全域で食料支援を行っています。また、NPO法人フードバンクふじのくに事務局次長、生活困窮者の生活・就労支援を行う、NPO法人POPOLOの事務局長を務めるだけでなく、キャリアコンサルタントとして、県内自治体の要請により、長期離職者を対象とした応募書類の書き方講座の講師も引き受けていらっしゃいます。


 今回は、生活困窮者支援の話しにより、下流老人・非正規労働・引きこもり・障がい者等で貧困は誰がなってもおかしくない状態とおっしゃられていました。そのきっかけは、奨学金・派遣切り・配偶者の死亡・怪我や事故、災害等との事でした。また、子どもの中では6.1人に1人が貧困と言われていました。

また、静岡県の自殺者数の推移として759名中199名が金銭、仕事が動機になって自殺に繋がっているそうです。そして、生涯未婚率 男性 19.1% 2030年には30%であって、高齢者の社会的孤立や頼れる人がいないや、一人暮らしの人が全体の4倍の12%との事であり、非正規割合が37.7%との事です。その中でも窃盗のうち経済的困窮は17.9%と言う事に驚きを隠せませんでした。


そこで、2010年にNPO法人POPOLOと言う相談窓口の設立をしたとの事です。そこでの相談者としては、精神的な理由・身体・知的な理由・社会的な理由で相談に来る方がいましたが、しかし、相談窓口があっても、解決する出口(方法)を持ち合わせていなかったとの事でした。そこで、2011年に緊急一時宿泊所 を開設し、ホームレス(車上生活含む)・会社の倒産や解雇(派遣切り含む)・家賃滞納による退去・ネットカフェ難民・ネグレクト等で受け入れをしているとの事で、年齢層は、40~50代の中高齢者が中心との事ですが、若い利用者も増加傾向にあるそうです。受け入れた方々が自立できる様に炊事を教えたり、地域の方々にも受け入れてもらえる様にお祭りのお手伝いや清掃活動をしているとの事でした。

NPO法人POPOLOを出られて自立された方から御礼のお手紙を頂く事もあり、また、自立しても食べる物が無ければ、家があっても苦しいのは変わらなかったと言う事に気づかされ、2012年にフードバンク事業開始をしました。フードバンクとは、規格外れや包材破損などで市場流通出来なくなった食品を企業が提供したり、家庭で余った保存食品を個人が寄付するなどし、集まった食品を生活保護1歩手前の状態の方・就職後の初回給与まで食料がない方・各種貸付制度を申請して、受給までの間・雇用保険受給までの間等の生活困窮者などに配給する活動を行なっています。


 しかし、信頼を得るまで、なかなか活動は広がらなかったとの事でした。そして、2014年にフードバンクふじのくに設立し、10を超える団体が協力して下さったとの事です。フードバンクは地域の仕組みとして定着させ、食を通じて人の縁を結び、お互いが助け合う「困った時はお互い様」な社会作りを目指しているとの事です。そして、フードバンクの設立が、私たちの暮らす社会の在り方を改めて見直すきっかけとなり、「もったいない」を「ありがとう」に変えることが当たり前の社会になることを、強く望んでいるとのことです。

静鉄ストアや島田市役所・湖西市役所・各地域の労働者福祉協議会にフードドライブ(家庭に眠っている食品を食品募集受付施設などに集めてフードバンクに寄付する運動のこと)を設置しているとの事なので、皆さんも、家庭で眠っている食品をフードドライブしてみていは如何でしょうか?しかし、注意点として、生鮮食品は受け付けていない事・賞味期限が1ヶ月以上ある食べ物・原則未開封の食べ物・お米や缶詰やパスタやそうめんが喜ばれるとの事です。

この様に、生活困窮者支援の取り組みやフードバンクの活動の取り組みについて語って頂き、一人でも多くの学生の心に届いてもらえたら嬉しいと感じた次第です。これからでも生活困窮者支援やフードバンクの活動にボランティアとして関わるきっかけ作りが少しでも出来たのではないかと思いました。鈴木さんは活動者に2030代が多いので関わりたいと思って頂ける方がいたら是非来て下さいとおっしゃられていました。

鈴木さんには、とてもお忙しい中、おいでいただき、貴重なお話しをしていただけたことを改めて感謝いたします。本当に有難う御ざいました。

NPO
法人フードバンクふじのくにホームページ
http://fb-fujinokuni.org/

2016年1月15日金曜日

ボランティア交流&報告会

本日、1月15日(金)に「ボランティア交流&報告会」を開催しました。ボランティア活動の参加者や関心のある学生が集い、1年の振り返りとお互いの活動の様子を知り交流を図るため、毎年実施しているものです。今年は、ボランティア団体に所属している21名の学生及び、今回初めて参加をする2名の学生そして、3名の教職員の計26名の参加となりました。

5限終了後の開始ということで、まずは軽食を摂りながら同じテーブルの人としばし歓談。

障害のある方々が働く福祉作業所「ベーカリ・ベンチタイム」さんが、今年もパンを作って下さいました。ベンチタイムさんのパンは、学生たちにも大人気!いつも美味しいパンをありがとうございます!
さて、いよいよメインの活動報告です。
今年は、「メイプルHANDS」がトップバッターで1年間の活動報告をしてくれました。

このあと、「はぴねす」「カラフル☆パンチ」「絵本を贈る会」「ボランティアセンター学生スタッフ」がパワーポイントを使い活動報告。限られた短い報告時間でしたが、凝縮してこの一年の取り組みの様子を発表してくれました。どのグループも充実した活動ぶりが伝わり、参加してくれた皆さんも熱心に聞き入っていました。自分たちの活動を振り返る貴重な時間とともに、普段はなかなか知ることのない他のグループの活動の様子を聞いて、刺激を受けたり、また参考にしてもらえたら嬉しいですね。



それぞれの活動で地道に取り組んでくれている皆さんに改めて感謝です!ぜひこうした取り組みを知って、新しく仲間に加わってくれる人が増えていってほしいと思います。
報告会のあとは、アイスブレイク&レクリエーションタイム。
参加者同士の交流を深めてもらおうと、スタッフが一生懸命頭を捻って作ったプログラムでしたが、笑顔がたくさん見られてよかったですね。





 ここでお互いに活力をもらい、来年度もがんばろう!と気持ちを新たにしてくれた人も多いと思います。これからの英和生の活躍に乞うご期待!!です。
皆さん、一年間の取り組み本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。


楓祭が終わってから長期間、企画・運営をして下さったボランティアセンター学生スタッフの皆さん!お疲れ様でした!