2013年12月11日水曜日

2013ぼらんてぃあランチセミナー~人が生きるとは~

12月11日(水)、英和ボランティアセンター主催による「2013ぼらんてぃあ・ランチセミナー」を開催しました。

 
今回は、社会福祉法人 静岡いのちの電話 理事・研修委員の黒沼宏一さんにお話ししていただきました。また、27名の学生が参加してくれて、とても嬉しい気持ちで一杯でもありました。
 
 
「静岡いのちの電話」は自殺をはじめ、さまざまな悩みや心の危機に直面しながら、孤独と不安に苦しむ人たち一人ひとりと電話を通してお話しすることにより、その人たちが危機を克服し、自ら生きる勇気を持っていただけるよう支援するボランティア活動であります。
 
 
黒沼さんから「愛するの反対語はなんですか?」と言う質問から始まりました。「それは、無関心である事、あるいは憎む事とも言えます」と言われていました。愛すると言うことから、神様が植えて下さった所で咲きましょうとおっしゃられていました。それには、そばに居る事、そばに居ると言うのは慰めると言う事、そばに居て慰めを感じる事であるとの事でした。いのちの電話は孤独・不安・弱さを抱えている人がかけてくるそうです。その人こそ、そばにいるように話を聞いてもらいたい願いがあるとの事でした。聞いてくれる人がいる事で、自分がこの世に生きていてもいいと思える事である。幼少期からの信頼関係や、信頼できる人との出会いで変わる事をおっしゃられていました。また、この世の安全がいつまでも続くわけではなく、いつ災難が来るか解らない。そのことを東日本大震災が先取りして見せてくれているとおっしゃられていました。最後のまとめでたどりついたのは、黒沼さんご自身がクリスチャンであると言う事から、聖書のローマの信徒への手紙1215節を引用され、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」この想いが大切であるとおっしゃられていました。
 
貴重なお話しと、学生の参加を受け入れて下さいました黒沼さん、ありがとうございました。これから学生たちが何らかの関わりを持たせていただければ嬉しく思います。
関心のある方は、ボランティアセンターまでお問い合せ下さい。

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