2011年10月24日月曜日

2011ぼらんてぃあランチセミナー①

10月19日(水)・20日(木)・21日(金)の3日連続で、お昼休みを使った12:10~12:40の時間帯に、新館1階のラウンジにて『2011ぼらんてぃあランチセミナー』を開催しました。地域の福祉施設や団体の方々の活動の様子や、そこに関わっている先輩達の話しを聞いて、ボランティア活動に関心を持ったり、行動に移すきっかけになればと、毎年開催しているこのセミナー。 今回は、『東日本大震災 被災地で私たちが見たこと 感じたこと』と題し、夏休みに東日本大震災の被災地・岩手県を訪れ、様々な形で現地での活動に携わった学生の皆さんに活動報告をしてもらい、現地の今を知り、私たちにできることを考える場にしました。

1日目の発表者、人間社会学科3年の並木さんの報告より
静岡県ボランティア協会が募集した「静岡県災害ボランティア派遣」の第24次隊として、現地での復旧作業活動に参加しました。
9/15~19の4泊5日の日程の内、バスでの移動日を除く3日間が現地での実質的な活動で、私たちは陸前高田市と大槌町で活動を行いました。
半年以上が過ぎたこの時期になっても時折余震があり、活動の最初には、自分の身を守るためのレクチャーが必ず行われていました。また大槌町では、まだ行方不明の方の捜索も続いており、ご遺骨が見つかるかもしれないということも言われ、緊張の中での作業となりました。見つけたらどうしようと最初はとても不安に思いましたが、「ご家族の元に帰ることができるのだから、見つけることができたら、それは辛いけれどよいこと」というお話しを聞き、少しでも見つかるようにと願う気持ちになりました。
建物の基礎だけが残された広い土地を見て、一見片付いているように見られますが、側溝は泥で埋まり排水ができないままだったり、地面にはガラスや陶器などの破片が数多く埋まっていて危険が残っています。

私たちは側溝の泥の掻き出しや、個人宅の敷地内の瓦礫の拾い出しなどをしました。 こうした場所には、まだまだボランティアの手が必要とされていることを身を持って感じました。また、 幅広い年齢層の社会人の皆さんと一緒に活動したこの経験は、とても貴重なものとなりました。 今、ボランティアセンター学生スタッフとして、毎月の募金活動の他、被災地に送る絵本を集めたり、被災地の学校に贈るためのベルマークの提供を学内で呼びかけています。
マッチングサイトでは、現地で必要とされている物で、自分たちが送ることができる物を探すことができるものもあります。 学生スタッフはこのサイトの中に紹介されている、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が行っている「家電プロジェクト」に皆さんからお寄せいただいた募金の一部を送らせていただいています。
被災地には行けなくても、皆さんにも身近でできることがあることを知ってほしいと思います。
これからも学生スタッフは、被災地のためになることを続けていきますので、ご協力をよろしくお願いします。

並木さんには、被災地での復旧活動への参加を通して見たことや感じたことを話していただきました。
緊張感の漂う現場での、体力を必要とする活動でたいへんだったことと思いますが、実際に現地を訪れることで多くのことを感じ取り、これからの活動にも活かしていってくれることと思います。本当にお疲れ様でした。
また、報告のためのご準備も、ありがとうございました。
2日目、3日目の様子は、また後日ご報告させていただきますので、どうぞお楽しみに。

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