2016年12月7日水曜日

2016ぼらんてぃあランチセミナー~静岡いのちの電話について「人が生きるとは」~

1207日(水)、英和ボランティアセンター主催による「2016ぼらんてぃあ・ランチセミナー」を開催しました。



今回は、社会福祉法人 静岡いのちの電話 研修委員の黒沼宏一さんに静岡いのちの電話について「人が生きるとは」と題して、お話ししていただきました。また、15名の学生及び6名の教職員が参加して頂き、とても嬉しい気持ちで一杯でもありました。



「静岡いのちの電話」は自殺をはじめ、さまざまな悩みや心の危機に直面しながら、孤独と不安に苦しむ人たち一人ひとりと電話を通してお話しすることにより、その人たちが危機を克服し、自ら生きる勇気を持っていただけるよう支援するボランティア活動であります。



下記レジュメに沿ってお話しをして頂きました。

1.はにめに 日本いのちの電話DVDより
  FIND ←いのちの電話の頭文字。
  あなたは気付いていますか?  孤立  孤独
  ひとりで悩まずに…      いのちの電話
  いのちはかけがえのないものです・・・一言の言葉が生きる力につながる事もありま
  す。
  大切ないのちを支える隣人(聖書の良きサマリア人を用いて話しておられました。)
  一本の電話で話すことによいり自ら生きる力を見出す場合もあるとおっしゃられ
  ていました。
  世界各地に広がるいのちの電話 今では100ヶ国 1000を超える都市で活動
  イギリスのロンドンにて1953年に発足、日本では1971年に発足、静岡では17年の歩
  みをしているとの事でした。
  いのちの基本線
  ボランティアによる電話相談
  自殺を主訴とする電話=7,800件(28%)←3割を占めているとの事。
    その内、自殺未遂あり=3,600件(38%)
  その内、医療治療中 =2,314件(77%)
  人生での相談が13万件
  保健・医療での相談が19万件
  年間自殺者数は1998年~2011年 14年連続で 3万人を超えていたが…
  自殺予防いのちの電話 ・毎月10日 ・24時間 ・フリーダイヤル0120-783-556
  (なやみ・こころ)
  相互の価値観を尊重して聞いてくれる

2.無関心について、愛の反対は無関心である。無関心とか加害者に加担すること。
  それを良しとすること。

3.人としての生きられる源は、頼れる人に出会えるか?傍にいる事の大切さ。


4.傍にいる事は慰めである。

5.語る事の意味 聴いてもらえることの意味
  →じぶんはこの世に生きていて良い思えること
  聴く事は気持ちを受け止める。気持ちのキャッチボール
  需要・共感・労いが大切。 相手の気持ちを聴くことが大切。

6.ボランティアの力  背景
  ボランティアは受け取る歓びが必要である。
  苦しんでいる人を助けるのではなく、私たちが学ばせてもらう

7.おわりに
  この子らに世の光を→この子らを世の光に


この様な貴重なお話しと、学生の参加を受け入れて下さいました黒沼さん、ありがとうございました。これから学生たちが何らかの関わりを持たせていただければ嬉しく思います。
関心のある方は、ボランティアセンターまでお問い合せ下さい。

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