12月09日(水)、英和ボランティアセンター主催による「2015ぼらんてぃあ・ランチセミナー」を開催しました。
今回は、飼い主のいないねこを増やさない静岡市の会(ねこの会)の代表 荒井 博子さんと会員である原 真弓さんにお話ししていただきました。また、9名の学生及び6名の教職員の計15名が参加して頂き、とても嬉しい気持ちで一杯でもありました。
「ねこの会」とは生き物の命を尊重したいとの思いから、人と猫の共生を目的に、平成21年度に発足しました。静岡市内全域で、猫の殺処分ゼロを目指すと共に猫による地域の環境悪化を防ぐ為に、TNR(捕獲して・不妊手術をし・元の場所に戻す)活動・地域猫活動を行なっています。
ねこの会が発足する前は個人で飼い主のいないねこたちの去勢手術を行ったり、けがをしてしまったねこたちを病院にて手当をしたりしていました。しかし、動物の去勢・避妊手術などにかかる費用は保険なしの全額自己負担であったため、10匹、20匹というような単位になると合計金額が10万、20万というようになります。
少しでも費用が減るとより多くのねこたちを助けることができるということから、発足年の12月に署名を集め、市長・議会に陳情を行いました。今では飼い主のいないねこ1匹の手術に対して3000円の補助が出ます。
また、不妊手術済の野良猫のしるしとして、再捕獲防止などの意味もあり、耳にV字カットをいれ、全国的に「さくらねこ」と呼ばれているとの事でした。
今の私たちが、飼い主のいないねこたちに対してできることは何かを色々と教えていただきました。学生たちもとても真剣に荒井さんと原さんのお話をきき、とてもためになったかと思います。これから、自分たちが飼い主のいないねこを見たとき、どうしていくかということをよく考えていたのではないでしょうか。また、静岡では2~3千匹殺処理をされている様で、それを私たち一人一人が考え、殺処理されるのを防いでいく事が出来たらと思いました。
今回、ランチセミナーでお話をしてくださった荒井さん、原さん、参加された学生、先生方、お昼の間というとても短い時間でしたが、ありがとうございました。また、もしご興味があるようでしたら資料の方がまだ御座いますので、ボランティアセンターにお越しください。
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